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地域別に見た福岡県の災害予防・対策について解説

災害対策

「福岡県の災害対策」と一口に言っても、福岡県は4つのエリアに大別されており、もちろん県庁が腰を入れて取り組んでいる対策もありますが、それぞれの地域毎に異なった予防・対策に取り組んでいます。

今回は、地域毎の災害予防・対策と、県が取り組んでいる予防・対策についてご紹介します。

各地域の災害予防と対策

各地域で災害に対する予防や対策は異なりますが、震災に対してだけは各地域一様に都市構造の防災化や家屋の耐震性・安全性の強化に力を入れている点で共通しています。

ココでは、それぞれの地域が特に力を入れて対策している部分や特徴的な部分についてご紹介します。

北九州地域の災害予防・対策

代表的な市である北九州市を中心にご紹介します。沿岸部も含んでいるこの地域では高潮被害が著しいので、高潮対策が特に重点的に行われ、また洪水対策として治水も行っています。

特徴的なのは、仕事中に起きた事故や健康障害を生じた事件のことを指す産業災害の予防を市単位で行っていること。

主に市内の工場や鉱山などの産業施設でのガス爆発や火災が予防の対象になっています。

福岡地域の災害予防・対策

福岡市を中心にご紹介します。北九州地域と同じく沿岸部に位置していて、降水量も多い福岡市では、高潮対策だけではなく「福岡市水防計画」と呼ばれる水難対策を徹底的に行っています。

主な内容は水難への監視強化・水防資材や設備の運用・排水ポンプ車の運営など。[注1]

また、原子力発電所に何か問題があった際の対策も考えられています。

筑豊地域の災害予防・対策

飯塚市を中心にご紹介します。完全な内陸部にあるためか、筑豊地域だけは高潮による災害が想定されていません。

他の地域と比較すると、福祉施設や幼稚園・保育園などの支援が必要な施設を優先して保護するようにマニュアルづけられているのが特徴です。

筑後地域の災害予防・対策

筑後市を中心にご紹介します。内陸部に当たりますが、一部西の沿岸部に面している地域があるためか、高潮対策も行われています。

やはり、洪水やため池といった水難への対策を重点的に行っており、床下浸水が起こりうる地域や河川に近い地域は浸水想定区域に指定され、避難が必要な際には市で避難行動支援者による支援をいち早く受けることができます。[注2]

県庁の行っている災害対策

風水災害の頻度と予防・対策

福岡県は特に雨が多くなる傾向にあり、水害に見舞われることが多くあります。台風による影響も決して少なくはありません。

そのため、県では特に治水治山計画や土砂災害への対策などを重点的に行っています。

地震災害の頻度と予防・対策

福岡県は過去90年の間に起きた震度5以上の地震がたったの3度しか存在しない地震の少ない地域です。

ただし、100年から200年に一度の頻度で大規模な地震が引き起こる南海トラフの近くに立地しているため、決して油断はできません。

政府の見立てでは、今後20年から30年の間にマグニチュード8-9の地震がくる確率は70%以上であるとされています。

県が都市構造の防災化や家屋の耐震基準の見直し、安全な避難所の確保などを推し進めているのは、この「南海トラフ大地震」と呼ばれる大地震に備えているからです。

[注1]北九州市役所:第2章 災害予防計画[pdf]

[注2]福岡市役所:福岡市防水計画[pdf]

[注3]飯塚市役所:飯塚市地域防災計画

[注4]筑後市役所:飯塚市地域防災計画[pdf]